中古車を選ぶべき理由|新車との違いと判断基準を解説

日本人の中には、今でも根強い「新品信仰」があると感じています。

特に車や家については、「せっかくなら新しいものが欲しい」と考える人も多いのではないでしょうか。

一方で、購入後の価格下落やリセールバリューまで含めて考えると、必ずしも合理的とは限りません。

私自身、初めて車を探した際には新車と中古車を比較していましたが、現在は支出や資産形成を考える中で、新車を選ぶことはかなり少なくなりました。

特に最近は中古車市場の透明性も上がっており、車両状態を確認しやすくなったり、総額表示が一般的になったりと、以前より検討しやすい環境になっています。

この記事では、中古車を選ぶべき理由や新車との違い、そしてどのような基準で判断すべきかについて、実体験を交えながら解説します。

新車と中古車の違い

新車のメリット

  • 自分好みの車づくり、選び

新車の大きな魅力は、自分好みにオーダーできることです。

メーカーオプションや内装カラー、細かな仕様まで選ぶことができ、自分の理想に近い1台を作れるのは新車ならではの魅力だと思います。

一方で中古車は、すでに流通している車の中から、自分の希望条件に近いものを探す形になります。

後からカスタマイズできる部分もありますが、強いこだわりがある場合や、流通量の少ない特殊な車を探している場合は、中古車だと難しいケースもあります。

また、新車は「自分だけの1台を作る体験」に価値があります。
これは中古車では代替しづらい魅力だと思っています。

  • 車両の初期不良リスクや保証のリスク

新車であれば、初期不良が発生するケースは比較的少なく、安心感があります。

一方で中古車の場合は、経年劣化による不具合や、過去の修復歴・事故歴が完全には把握できないケースもあり、車両トラブルのリスクは新車より高くなります。

ただし、認定中古車や保証付き中古車を選ぶことで、ある程度リスクを抑えることも可能です。

また、中古車の場合、受けられる保証内容に制限があるケースがあります。

特に10年以上経過している車両では、正規ディーラー保証が付けられないこともあります。

前オーナーによる改造内容によっては、保証対象外になるケースもあるため注意が必要です。

中古車のメリット

  • 購入直後の価格下落

新車には「新車プレミアム」が含まれているケースが多く、基本的に中古車と比較すると割高です。

もちろん、フェラーリやポルシェ911、一部のトヨタ車(アルファード・ランドクルーザーなど)のように価格が維持されたり、
場合によっては値上がりする特殊な車も存在します。

しかし、大半の車は購入直後から価格が下落します。

特に輸入車は値下がり幅が大きい傾向があり、
ドイツ御三家と呼ばれる「メルセデス・ベンツ」「Audi」「BMW」などでは、
購入直後から数十万〜100万円以上価格差が出るケースも珍しくありません。

また、電気自動車(EV)は補助金込みで新車価格が設定されているケースも多く、中古市場では価格維持が難しいケースもあります。
参考記事:
https://www.taiyoko-kakaku.jp/archives/1118340.html

  • 納期

中古車はすでに存在している在庫を購入するため、納期が比較的読みやすく、即納車できるケースもあります。

そのため、「すぐに乗り換えたい」という場合には中古車の方が柔軟です。

一方、新車は近年の半導体不足の影響もあり、1年以上納車待ちになるケースも珍しくありませんでした。

また、オプションやカスタマイズ内容によっては、さらに納期が延びるケースもあります。

最近は中古車を選択する人も増えている

近年、中古車市場は拡大しているというデータがあり、ここからも中古車を選ぶ人が増えていることがわかります。
参考記事:
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1021H0Q6A310C2000000/

中古車市場が拡大している理由は主に以下3つです。

  • 新車価格の上昇

近年は新車価格そのものが上昇しており、以前と同じ車格でも価格がかなり高くなっています。

そのため、「グレードを下げたくない」「予算を上げたくない」という人が中古車市場を検討する人が増えています。

  • 納期の問題

半導体不足による納期が延びる問題が発生しており、今では解消方向にあるものの、以前に比べて依然として納期は長い傾向にあります。

すぐに車が欲しい場合は中古車を検討するケースが多くなっており、一度中古車を経験すると「中古車でも十分ではないか」と考える人も増えました。

また、人気車種についてはオーダーストップになるものもあるため、人気車種の中古車市場も活発になっています。

  • 車の品質向上

最近の車は品質そのものが向上しており、日本車であれば10万kmを超えても問題なく走行できるケースも珍しくありません。

その結果、「新車にこだわる必要はない」という考え方も徐々に広がっているように感じています。

私が中古車を選ぶ理由

新車から中古車になる瞬間の価値下落

私が中古車を選ぶ最大の理由の1つが、新車から中古車になる瞬間の価値下落を避けたいからです。

新車と中古車では価格差が大きい車も多く、特に走行距離が1000km未満のような“ほぼ新車”状態でも、大きく値下がりしているケースがあります。

そのため、私は「新車プレミアム」に対してお金を払うよりも、ある程度価格が落ち着いたタイミングで購入したいと考えています。

欧州車(ドイツ車)に乗りたい

過去に自身や家族が所有していた車の中で、特に満足度が高かったのがドイツ車でした。

そこから欧州車が好きになり、現在もかなり惹かれています。

一方で、ドイツ車は新車からの価格下落が大きい傾向があります。

そのため、私は「新車の欧州車」はかなり趣味性が高いものだと思っており、価格が落ち着いた中古車を選ぶことが多くなりました。

リセールバリューを重視している

私は、購入価格と売却価格の差を、できるだけ小さくしたいと考えています。

そのため、購入時には「いくらで買うか」だけではなく、「将来いくらで売れそうか」も含めて考えるようにしています。

新車ではこの差額が大きくなりやすいため、リセールを重視すると中古車の方が合理的だと感じています。

また、どのタイミングで手放すかも非常に重要だと思っています。この点については後述します。

中古車を選ぶときの判断基準

年式と走行距離のバランス

中古車を選ぶ際に最も重視しているのが、年式と走行距離のバランスです。

私は、新車プレミアムを避けつつ、価格下落が緩やかになっているゾーンを狙うようにしています。

具体的には、手放す際に自動車税が高くなる13年以上にならないよう、所有期間を5年から7年と定め、
新車登録から4年以上、7年以内の車を選ぶことが多いです。

走行距離は3万km〜7万km程度を基準に検索し、5万キロ以下と5万キロ以上の価格差とのバランスを見て検討しています。

車両状態

車両状態については、基本的に現車確認をするようにしています。

外装の傷だけではなく、内装の劣化具合、匂い、エンジン状態、下回りの錆、雹害歴など、確認すべきポイントはかなり多いです。

最近はオンライン販売も増えていますが、初回は実際に見に行った方が良いと思っています。

昨今オンライン販売が進んでおり、信頼できる販売店や担当者であれば、2回目以降はオンライン商談でも良いと思っています。

また、対象年式の前後でフルモデルチェンジが行われている場合は、基本的にフルモデルチェンジ前の車両を選ぶようにしています。

現行モデルを中古車で購入すると、手放す頃には型落ちになっているケースが多いためです。

Exit時の価格予想

私は「いくらで買うか」ではなく、「最終的にいくら使うことになるか」で考えています。

購入時の年式や走行距離から、自分が手放す時点でどの程度の価値になりそうかをシミュレーションします。

その際は、同車種や類似車種の中古相場も確認し、想定より値下がりしそうであれば戦略を見直します。

それでも欲しいと思える場合は、「趣味としてどこまでお金を払えるか」を考えた上で購入しています。

私の場合は、自動車税やリセールの観点から、12年以上経過する前には手放す前提で考えており、走行距離も8万キロを上限としています。

逆に新車を選んだ方がいいケース

もちろん、新車を選んだ方が良いケースもあります。

例えば、フェラーリやポルシェ911、一部の人気国産車のように、そもそもリセールバリューが高い車を新車で購入できる場合です。

また、趣味性が強く、自分好みのオプションや仕様に強いこだわりがある場合も、新車の価値は大きいと思います。

もちろん、中古車に抵抗感がある人も一定数いると思います。

中古住宅や古着に抵抗がある人と同じように、「誰かが使ったものが苦手」という価値観も自然なものです。

ただし、どの選択をするにしても、自分の資産戦略を崩さない範囲で選ぶことが重要だと思っています。

新車を購入するために仕事を頑張り、収入を上げるモチベーションになるケースもあると思いますが、
無計画に支出を増やさないことが大切だと思っています。

私自身も、いつかフェラーリやポルシェ911を新車で購入したいと思っています。

価格だけではなく、「自分好みにカスタマイズした1台を作る」という体験そのものに価値を感じているからです。

まとめ

新車には、新車にしかない魅力があります。

一方で、中古車には価格下落を避けやすいことや、リセールを考えやすいというメリットがあります。

特に最近は中古車市場の透明性も高くなっており、以前より検討しやすい環境になっています。

もちろん、車は単なる移動手段ではなく、趣味性の高いものでもあります。

そのため、「合理性」だけでは語れない部分もあると思っています。

ただ、多くの人にとっては、中古車でも十分満足できる選択肢になるのではないでしょうか。

新車しか選んだことがない方も、一度中古車を検討してみると、新しい価値観が見えてくるかもしれません。

「新車と中古車のどちらが正しいか」ではなく、自分の価値観や資産戦略に合った選択をすることが大切だと思っています。

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